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ホームエンタメ業界で働く人の声エンドロールに名前が載った瞬間、すべての苦労が報われる。

エンドロールに名前が載った瞬間、すべての苦労が報われる。

アシスタントディレクター / M.T
販売員からテレビ業界に挑戦、現在AD(アシスタントディレクター)として活躍するTさん。未経験からスタートして数ヶ月で様々な番組制作に携わりながら、テレビ業界での新たなキャリアを着実に築いています。

販売職から転身したAD Tさんインタビュー

テレビ業界を選んだ理由

――この会社に応募したきっかけは何だったのでしょうか?

「もともとテレビ業界に興味があって、転職サイトを見ていたときにこの会社の求人が一番初めに目についたんです。求人情報に好きな番組名が記載されていたのも大きかったですね。
また、テレビ業界では珍しく『休みがしっかり取れる』『残業代が出る』という条件が魅力的でした。この業界は残業代が出ないところも多いと聞いていたので、そこはとても重要なポイントでした。
他にも美容の受付など座り仕事の求人も検討していたのですが、やはりテレビ制作の道を選びました。今思えば、自分に合った選択だったと思います。」

販売職からADへの転身で感じた違い

――以前は販売のお仕事をされていたそうですが、ADになって感じた違いはありますか?

「全然違いすぎて、特に働く時間の違いには驚きました。前職では毎日早起きだったのですが、今は苦手になってきています(笑)。また、お客様相手の仕事から制作現場の仕事に変わったので、気の張り方が違います。
販売では常にお客様に失礼のないよう気を張っていましたが、今はもう少し肩の力を抜いて自分らしく働けています。もちろん取引先の方には失礼のないようにしていますが、以前ほど神経を使わなくてもいい部分があるのはありがたいですね。
一方で、番組制作の世界では収録前やロケ前になると徹夜になることも。『3日帰っていない、寝ていない』という人も珍しくないんです。そういった働き方の違いにはびっくりしました。」

初ロケの過酷な経験から学んだこと

――お仕事で印象に残っているエピソードを教えてください。

「一番印象に残っているのは、ADとして初めて担当したロケです。豪雨と強風の中、海でのロケだったのですが、とにかく寒くて大変でした。傘も差せない状況で、ビジョン連の中で荷物の配置作業をするのが本当に大変でした。
実はそのロケの前に徹夜で準備していたので体力的にもきつかったのですが、周りの先輩も『こんなに過酷なロケは初めてだ』と言うほどの状況。でも『もう来ちゃったし、帰れない』という気持ちで、とにかく気合で乗り切りました。最初にこんな高いハードルを乗り越えられたので、その後の仕事にも自信がつきましたね。」

一日のスケジュールと職場環境

――職場の雰囲気や休日の過ごし方について教えてください。

「職場では年齢の近い人が多く、フレンドリーな方もいれば時に厳しい方もいますが、全体的に優しい人が多いです。実は入社前はテレビ業界は厳しい人が多いイメージがあったんですが、特にプロデューサーさんが優しいので驚きました。
休みは基本的に土日で、シフト制で平日に振替休日をもらうこともあります。休日はディズニーに行くこともありますが、最近は家族との時間を大切にしています。家族とワンちゃんと一緒にショッピングに行ったり、お散歩したり。季節によっては友達と花見に行ったりもします。仕事は不規則なこともありますが、しっかり休日を確保できているのはありがたいですね。」

キャリアビジョン

――今後のキャリア目標を教えてください。

「次はAP(アシスタントプロデューサー)になりたいと思っています。実際にどんな仕事をするのか詳しくはまだ分かっていないところもありますが、先輩APさんの仕事を見ていて魅力的だと感じています。
特にADでは編集作業が多いのですが、APになるとその部分が減り、演者のケアなど違った側面の仕事が増えるようです。もちろん演者ケアも大変だと思いますが、それも含めて楽しそうだと感じています。
一般的には5〜6年くらいでAPになる人が多いようですが、できれば3〜4年でチャレンジしたいですね。」

テレビ業界を目指す方へのメッセージ

――これからADを目指す方へメッセージをお願いします。

「未経験でも気合いでなんとかできます!私も未経験でしたが、今頑張っています。難しいと感じることもありますが、社会人としての基礎知識があれば大丈夫です。
テレビ制作は、リサーチから始まって実際に収録し、編集して番組が完成するまで時間がかかるので、最初は大変だと感じるかもしれません。成果がすぐに見えないこともあります。でも、エンドロールに自分の名前が載った時の喜びは何物にも代えがたいものです。