「ADの仕事って、やっぱり激務できついのかな?」
「休みが全然ないっていう噂は本当?」
テレビ業界を目指す上で、誰もが一度はぶつかるこの不安。「AD 激務」「AD きつい」と検索しては、過酷なエピソードを目にして躊躇している方も多いのではないでしょうか。
しかし、実はADの働き方は、担当する「番組ジャンル」によって全く異なります。本記事では、番組形態の基本である「バラエティ」「ニュース」「スポーツ」の3大ジャンルと、番外編の「ドラマ」について、実際の「AD スケジュール」や働き方の違いを徹底解説します。
あなたに合った働き方ができるジャンルを、一緒に見つけていきましょう!

「AD=激務できつい」は本当?実は、働き方はジャンルで決まる
結論から言うと、テレビ業界の仕事は確かにハードな側面があります。しかし、「すべてが激務で休めない」というのは大きな誤解です。
なぜなら、番組は大きく分けて「バラエティ」「ニュース」「スポーツ」の3つの形態(+ドラマ)があり、それぞれ「放送されるタイミング」や「制作のプロセス」が根本的に違うからです。自分がどのようなペースで働きたいのかによって、選ぶべきジャンルは変わってきます。
① バラエティ番組:不規則だけど達成感は異常!笑いを生むプロジェクト型
テレビ番組と聞いて一番に思い浮かぶ人が多いのが、バラエティ番組です。ゼロから企画を立ち上げ、ロケハン(下見)、収録、編集と、放送に向けて長期間かけて準備を進めます。

バラエティADのリアルなスケジュール
バラエティの「AD スケジュール」は、収録日や編集日など、フェーズによって1日の動きが全く異なります。放送日に向けて業務がピークを迎える「プロジェクト型」のため、規則的な生活を送るのは少し難しいかもしれません。
【ある1週間のスケジュールのイメージ】
月・火(準備):11:00〜20:00(企画会議、リサーチ、ロケハン、ロケ弁当の手配など)
水(収録):9:00〜22:00(スタジオ準備、カンペ出し、出演者のアテンド、撤収)
木・金(編集):13:00〜深夜(ディレクターの編集補助、テロップの誤字チェック、モザイク処理など)
土・日(休日):※番組の進行状況によって変動あり
ココがきつい!& ココがやりがい!
- きついポイント:放送直前の編集作業などは徹夜になることもあり、「AD 激務」と言われる最大の理由がここにあります。
- やりがいのポイント:自分が夜通しリサーチしたネタや仕込んだ小道具で、スタジオに爆笑が起きた時の達成感は異常です。自分のアイデアが形になりやすい、最もクリエイティブな環境です。
② ニュース・報道番組:意外と規則的?シフト制で社会の「今」を届ける
日々刻々と変わる世の中の出来事を伝えるニュース・報道番組。バラエティ番組が「ゼロから企画を作る」のに対し、ニュース番組は「今起きている事象をいかに早く、正確に切り取るか」が求められます。

ニュースADのリアルなスケジュール
ニュース番組は毎日(または毎週)決まった時間に放送されるため、働き方は基本的に「シフト制」になります。意外かもしれませんが、ADの仕事の中では最もリズムが作りやすいジャンルです。
【朝のニュース番組担当の1日(例)】
深夜 2:00(出社):朝刊各紙のチェック、ネットニュースの確認。
早朝 4:00(準備):放送用のフリップボード作成、VTRの素材集め、原稿のコピー。
朝 6:00〜8:00(本番):スタジオでタイムキーパーの補助や、最新情報の差し込み対応。
午前 10:00(反省会):オンエアの振り返りを行い、翌日の準備を少し進める。
昼 12:00(退社):業務終了。午後は自分の時間!
ココがきつい!& ココがやりがい!
- きついポイント:朝番組の場合は「昼夜逆転」の生活になります。また、間違った情報を流せないという強いプレッシャーがあります。
- やりがいのポイント:オンエアが終われば業務が一区切りつくため、休日の予定が立てやすいです。社会のトレンドや重要な事件を、世の中に一番早く届ける社会的な意義を感じられます。
③スポーツ番組:熱狂のど真ん中!試合に合わせた変則スケジュール
スポーツ番組は、試合の生中継やハイライト番組、アスリートへの密着など多岐にわたります。現場の熱気や選手の感情を、視聴者にどれだけリアルタイムで届けられるかが勝負です。

スポーツADのリアルなスケジュール
スポーツは試合日程が全てです。そのため、「AD スケジュール」は週末や祝日、夜間に合わせた「変則型」になります。
【週末の試合中継に向けたスケジュール(例)】
平日:対戦チームのデータ収集、実況アナウンサー用の資料作り、過去の映像素材のチェック。
週末(試合当日):中継車でのサポート、カメラマンのケーブル捌き、試合終了直後のハイライト映像の急ぎ編集、ヒーローインタビューのセッティング。
ココがきつい!& ココがやりがい!
- きついポイント:世間が休んでいる土日や祝日がメインの稼働日になります。また、試合が延長すれば帰る時間も遅くなります。
- やりがいのポイント:オリンピックやワールドカップなどの大型大会では、海外ロケに行けるチャンスもあります。歴史的な名勝負や感動の瞬間に、特等席で立ち会えるのはスポーツADだけの特権です。
④ 【番外編】ドラマ制作:長期間のチーム戦!作品をゼロから作り上げる
大きく分けた3つの番組形態に加え、番外編として紹介したいのが「ドラマ」です。ドラマ制作は、3ヶ月(1クール)など決められた期間の中で、数多くのスタッフやキャストが一丸となって一つの作品を作り上げます。

ドラマADのリアルなスケジュール
期間が明確に決まっている「短期集中型」のスケジュールです。撮影期間中はとにかく体力勝負になります。
【撮影期間中の1日(例)】
朝 6:00(集合):ロケ現場に一番乗りし、機材の搬入やケータリング(食事)の準備。
朝 8:00〜夕方(撮影):エキストラの誘導、通行人の整理(ロケバス周り)、小道具の管理。
夜 20:00(翌日の準備):「香盤表(誰が何時にどこで撮影するかをまとめた超重要スケジュール表)」の作成と配布。
深夜 23:00(解散):明日のロケの準備をして終了。
ココがきつい!& ココがやりがい!
- きついポイント:「AD きつい」の代名詞とも言えるほど、撮影期間中(約2〜3ヶ月)は早朝から深夜までの稼働が続き、体力的には非常にハードです。
- やりがいのポイント:まるで永遠に続く文化祭の準備のような熱気があります。映画のようにじっくりと画作りにこだわり、最終回(クランクアップ)を迎えた時の「チーム全員で完走した!」という感動と連帯感は、一生の思い出になります。
きつい環境を回避!自分に合った番組制作会社の選び方
これまで見てきたように、一口にADと言ってもジャンルによってスタイルは千差万別です。「どうしても自分の企画で勝負したい」のか、「ある程度リズムのあるシフト制で働きたい」のか。まずは自分の性格や理想のライフスタイルを見つめ直すことが重要です。
近年では業界全体で働き方改革が進んでおり、休日取得や労働時間の管理に力を入れている制作会社も増えています。最初から「激務だから」と諦めるのではなく、ジャンルや会社ごとの特性を見極めましょう。
まとめ:ジャンルの数だけ働き方がある!自分だけのキャリアを切り拓こう
笑いを追求するバラエティ、社会を動かすニュース、熱狂を届けるスポーツ、そして物語を紡ぐドラマ。あなたはどのステージで活躍したいですか?
「自分に合った番組ジャンルが分からない」「無理なく働ける番組制作会社を知りたい」という方は、まずはエンタメ業界に特化した就職・転職のプロに相談してみるのがおすすめです。『エンタメJOBS』では、あなたの希望や適性に合わせた最適なキャリアプランを一緒に考えます。
あなたらしい働き方を実現するために、ぜひ一度お気軽にご相談ください!
遠藤 萌々子
SKALY staffing株式会社
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大学卒業後、アパレル業界で2年間販売スタッフとして勤務。
その後、韓国でインフルエンサーマーケティング業務を経験。
異業種からのキャリアチェンジ支援を強みとし、
未経験からでもエンタメ業界で挑戦できる環境づくりをサポート。




