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エンタメ業界に転職したくても、未経験者には難しいと考えるかもしれません。本記事では、エンタメ業界が未経験の人が転職を成功させるコツを解説します。いきなり難易度の高い転職先を選ぶのではなく、未経験者OKの転職先から徐々にステップアップしていく方法がおすすめです。
エンタメ業界に未経験で転職するためのポイント
エンタメ業界の経験がない人が転職する際には、求人の探し方を工夫することが大切です。「未経験」のワードを含んだ検索や、希望のエンタメ業界と少しずらす考えがあると、転職が成功しやすくなります。
未経験でも応募できる求人を探す
エンタメ業界の求人を探す際には、未経験者を歓迎する以下のキーワードを使います。
- 未経験
- 初心者歓迎
例えば、映像制作のエンタメ業界に転職したい場合は、求人サイトで「映像制作 未経験」を入力します。すると、タイトルや文中に「未経験」と記載されている求人がヒットします。
「未経験」の記載がある求人の多くは、最初から難しい業務を任されることはありません。例えば、イベント会場の設営など誰でもできる業務から担当しますが、エンタメ業界に触れることができ、経験を積めるメリットがあります。
憧れのエンタメ業界に近い業界にまずは転職する
誰もが知っているような有名エンタメ企業には、未経験者が応募しても採用される率が非常に低くなります。いきなり憧れのエンタメ企業に応募するのではなく、エンタメ業界に近い業界から始めて、エンタメ業界で働くための経験や人脈を広げる方法が有効です。
エンタメ業界に近い業種は、以下のようなジャンルがあります。
- 秘書やアシスタント業界
- SNSマーケティング業界
例えば、芸能マネージャーを目指したい人が秘書の経験を積むと、アーティストに対する細やかな気配りを学ぶことができます。
また、ファンクラブ運営を行いたい人がSNSマーケティングの仕事を経験することで、プロモーションやファンとのコミュニケーションを学べるメリットがあります。
他にも、広告やマーケティング業界や、イベント運営業界も、エンタメ業界と接点がある人との人脈作りとして有効です。多くの人にエンタメ業界で働きたいことをアピールしておけば、思わぬところからチャンスが舞い込むこともあります。
エンタメ系に強い転職エージェントを使う
エンタメ業界の未経験者が転職する際には、エンタメ系に強い転職エージェントを活用する方法もあります。
例えば、映像制作・イベント運営・俳優やミュージシャン関連の求人を取り扱っている転職エージェントがおすすめです。
エンタメ系の転職エージェントは、最新トレンドや業界動向を把握しており、業界との強固なネットワークを形成している特徴があります。エンタメ業界で働いた経験のあるスタッフが在籍する会社もあるため、客観的な目線でアドバイスがもらえるのが特徴です。
さらに、エンタメ系転職エージェントでは、非公開求人や独占求人の紹介もあります。面接対策や、履歴書の書き方の添削も行ってくれるため、エンタメ業界の未経験者でも、自信を持って応募できるメリットがあります。
エンタメ業界に有利な資格を取得する
エンタメ業界には未経験者が応募できる求人が多数ありますが、スキルを身に着けてから応募したいと考えるなら、以下の資格取得がおすすめです。
- イベント検定:50問の選択式、誰でも受験可能
- 動画編集検定:選択式、無料で受験可能
- 普通自動車運転免許:芸能マネージャーで必須
- MOS:PCの基礎知識を証明できる資格
ただし、エンタメ業界は、未経験者歓迎の求人が多いため、資格がなくても応募することはできます。
資格取得は、あくまでもその業界に興味があることを示せるツールのひとつでしかありません。自分が応募したいエンタメ業界が決まらないのに、勉強や受験に時間を取られるくらいなら、アルバイトでも良いのでエンタメ系の経験を積むほうが有効です。
未経験でも応募可能な求人の一例
エンタメ系の求人の中でも、以下のジャンルは未経験者OKの場合があります。
スタートアップ企業
新しくできたばかりのスタートアップ企業は、未経験者も積極的に採用する傾向があります。例えば、SNS運用やYouTube、AI関連など、新しいエンタメ系ジャンルでは多くの人が未経験からのスタートなので、やる気や好きな気持ちがあれば採用もあります。
イベント運営スタッフ
アーティストによるイベントでは、とにかく多くの人材が求められます。イベント運営スタッフの仕事では、マネジメントやコミュニケーションなどのスキルを身に着けたい人におすすめです。イベント運営は体力が必要な仕事が多いので、やる気さえあれば未経験者でも務まります。
ロケ車ドライバー
ロケ車ドライバーの仕事は、番組制作には欠かせない存在です。車を運転する仕事のため普通自動車免許さえあれば、未経験でも応募できます。ロケバスなど大型車を運転する機会があるため、中型2種以上の免許が望ましいと言えます。勤務時間が不規則になりやすい点や、荷物の運び出しで体力が必要な点にも注意が必要です。
アシスタントディレクター(AD)
未経験者が映像制作に関わりたいときは、アシスタントディレクターからのスタートがおすすめです。アシスタントディレクターの仕事内容は多彩で、ロケ地の情報収集や、ロケ車の手配、カンペ出しなどを担当します。ディレクターとなると映像編集作業もあるため、アディレクターのサポートを通して編集のスキルも学ぶことが可能です。
例えば、20代前半でアシスタントディレクターとして入社した場合は、20代後半でプロデューサーを目指すこともできます。ADと聞くとキツイ職場をイメージするかもしれませんが、ホワイトな企業が未経験者を採用するケースもあります。
動画配信サービス
インターネットを利用した動画配信サービスは、比較的新しい分野のため、未経験者が応募できる求人が多くあります。教育体制が整っている会社なら、未経験から数か月で番組を担当することも可能です。
動画配信サービス会社では、テレビ局の番組担当と異なり原稿や動画チェックなど業務内容が少ないため、未経験でも大手動画配信サービス会社に応募できるチャンスがあります。
ニュースサイト配信スタッフ
報道に興味がある人には、ニュースサイト配信スタッフがおすすめです。有名なテレビ局のニュースは、再編集されニュースサイトにアップされます。
映像をゼロから制作するわけではないため、未経験者でも応募可能です。作業自体は難しくなく、報道ルールが学べるため、将来的にはニュース番組へステップアップすることもできます。
エンタメ業界に未経験で転職する方法のまとめ
エンタメ業界は特殊なスキルが必要な職業が多いため、未経験だと応募できないと勘違いしている人が多くいます。実際にエンタメ系の求人を探してみると、未経験者OKの求人は多く見つかります。 しかし、「未経験OK」と求人票に書かれていても、実際には何らかの経験を求められ、上転職が上手くいかないケースが多々あります。まったくの未経験者は書類選考で落とされるケースもあるため、その点を把握している転職エージェントの利用も検討してみてください。